ServiceNowプロダクト紹介 IT編
ServiceNowにはプロダクトラインと呼ばれる、4つの大分された製品群がある。
それらの4種類の中で、ServiceNowの稼ぎ頭といったら、そうITである。
ではITにはどのような製品があるのかについて簡単に紹介する。
ITSM
ITSM(IT Service Management)はITサービスを管理するために用いられる製品である。
ITILと呼ばれるITサービスマネジメントにおけるベストプラクティスに準拠して作られている。
ServiceNowを代表する製品であるため、ServiceNowはITSMを実施するための製品であると思われている方も少なくないだろう。
GartnerのMagic Quadrantも7年連続でLeaderに選ばれるなど、世間からの評価もお墨付きである。
ITOM
ITOM(IT Operations Management)はITの運用を管理するために用いられる製品である。
こちらもITILの思想に則って作られており、主に構成管理情報(CMDB)の管理に非常に強力に作用する。
ITSMとの相性がとても良い製品のため、ITSMと共に導入を検討すべき製品である。
ITBM
ITBM(IT Business Managment)はビジネス面でITを管理するために用いられる製品である。
プロジェクトのポートフォリオを管理するPPMと、アセットのポートフォリオを管理するAPMの大きく2種類の製品があり、その他、ヒト・モノ・カネを管理するための細々とした機能がある。
ITBMもITIL準拠…と行きたいところだが、どちらかと言うとPMBOK準拠の製品と認識しておくととっかかりやすいだろう。
ITAM
ITAM(IT Asset Management)はITの資産を管理するために用いられる製品である。
これまではソフトウェアを管理するSAMのみだったが、Parisバージョンからはハードウェアを管理するHAMも登場した。
資産管理といっても色々な側面があるが、ITAMにおける管理というのは、ソフトウェアやハードウェアの利用状況を無駄がないよう保ち、尚且つコンプライアンス違反にならないようにするための管理をじっししているようである。
ITOMと組み合わせるとIT関連の資産情報管理の自動化が頗るはかどるため、ITOMとともに導入を検討したい製品である。
以上、参考になれば幸いである。