NameとLabelの関係
ServiceNowにはLabelとNameという2つの似たような概念がある。
ServiceNowのDocumentを読んでいると、Incident [incident] Table...といった表記をよく見かけると思うが、この
Incident [incident]
がLabelとNameのことである。ちなみに、
Incidentの方がLabelで[]の中のincidentがNameである。
ServiceNowに慣れ親しんだ人でなければ何を言っているのかよくわからないこれら2つの概念だが、以下のような違いがある。
Label : 操作画面上に表示される際のラベル。言語設定別に定義することが可能で、何度でも変更することが可能。
Name : 要素の名前。操作画面上には基本的に表示されない。また、一度設定すると二度と変更することができない。
つまり、Nameに紐づく形で様々な言語のLabelを定義することができるのである。
例えば、日英露の言語設定のある環境にてIncidentテーブルを使う場合、
Table nameは、"incident"
Table labelは、"Incident"、"インシデント"、"Инцидент"
等のように作成する。*1
この、NameとLabelの関係性は、Tableだけでなく、FieldやModule、Application Menuなど、ServiceNow上のあらゆる場所で使われているため、抑えておくとよいと思う。
以上。
*1:field labelはfield nameに紐づく形でそれぞれ作成する